昨日は連雀亭で新作落語5連発でした。
せまいのでたーくさん入っているように見えました。
多分、錯覚だと思います。
こないだきく麿兄さんに古い鉄道地図をもらいました。
なんできく麿兄さんがこれを持っていたのか謎です。
大阪の環状線がまだ環状になっていない、
京王線も高尾まで行っていない、かなり古い時代のものです。
裏に「旅行に関する12節」というのがあるのですが、
そこに書かれていることが時代がかっていて面白いです。
「旅の注意」の項目では、
”汽車に乗っても気にかかるのは現金。列車中には専門のスリがいて、
そのヤリ口も極めて巧妙であるから、小遣以外は身体につけてしまっておくこと。”
まるで今の海外旅行のようです。
「赤帽と一時預かり」には、
”大駅で列車乗降のさいは赤帽に頼むこと。
下車した駅で再び乗車する場合は〜駅の一時預を利用する、
内容物の失われることは心配は絶対にない。”
治安悪かったんですね。
「バス旅行」
”汽車を降りて目的地までバスがあるが時間が分からない時は、
早朝にその駅に着けばまず大丈夫。”
当たり前でしょ!
「船旅」
”汽車は三等でも船は二等に乗りたいもの、
船ほど等級の差のある乗り物はない。”
船に厳しいです。
「旅館」
”交通公社の協定旅館があって、これがまず安全、
駅前はあまり関心できない場合が多い。”
駅前旅館に厳しいです。
しかも、
”無いときは親切な民主警察の駐在所を頼る。”
旅館を警察に聞いてたんですね。
しかも民主警察。
極めつけは「おみやげ」です。
”金額をはるばかりが能ではない、
おくる相手によりセンスを働かせること、
僅かの金で心のこもったおみやげができる。”
おみやげのことまで説教されたくないわ!
昔って万事こういう風に
教え諭す的な感じだったんでしょうか。
いや〜、面白いです。
きく麿兄さん、ありがとうございます!