「鉄道戦国絵巻」
20XX年、東横線が東急電鉄を脱退し、JRに寝返った!
東急とJRの戦いを描いた一大叙事詩。
駒治の記念すべき鉄道落語第一作。

「公園のひかり号」
新幹線の車掌と少年の心温まる交流。
落語界の浅田次郎を目指して作った感動作。

「10時打ち」
毎朝10時。みどりの窓口で繰り広げられる熾烈な戦い。
1枚の切符にかける人々の狂騒を記録したノン(?)フィクション!

「都電物語」
勝気な女性と都電の運転士。憎まれ口をたたきながらも、実は・・・。
運転士さんが毛糸のカバーをハンドルに付けているのにヒントを得た恋愛物語。

「旅姿宇喜世駅弁」
とあるローカル線の駅。
地道に駅弁を売り歩くおじさんに、駅の乗っ取りを画策する越後屋の魔の手が襲いかかる。
全国駅弁大会などからの仕事を狙って書いた野心作。

「はるかなるよみうりランド」
小田急線の読売ランド前駅は、前と名乗っているにも関わらず、
遊園地のよみうりランドまで、ひたすら山道を登っていかなければなりません。
そんな遠さを落語にした、本邦初の前駅落語です。もちろん、フィクションです!

「オコッペ本線」
北海道のローカル線、オコッペ本線の廃線を知った男。
中学時代、家出した時に出会ったおばあさんを探す旅に出る。
忘れられない大きな三角形のおにぎりの味。

「車内販売の女」
新幹線のぞみ号の自由席で繰り広げられる車内販売員たちの狂騒。
もう2度と、綺麗な販売員からニヤニヤしながら氷結を買えなくなる!かも。
「ビール売りの女」の姉妹編。

「最後の雪」
上野駅を根城にするベテランのスリ。近頃すっかり腕が落ちた。
それを追う定年間近の鉄道警察官。ついに2人が交錯する!
北国から帰ってきた雪まみれの寝台列車を見て思いついた、男と男のドラマ。

「終着駅のエトランジェ」
廃線間近のローカル線。小さな終着駅にやってきた外国の鉄道マニア。
果たしてその正体は?世界を股に繰り広げられる、フワフワ鉄道ワールド。

「スタンプの鬼」
駅のスタンプを作る職人の苦悩を、師弟の交わりと共に描いた、魂の物語。
「手彫りか機械彫りか、それが問題だ!」

「駅名寿限無」
寿限無の噂を聞きつけてやってきた鉄道会社の社員。
日本一長い駅名を付けて欲しいと頼む。
古典落語「寿限無」を駅に置き換えただけの噺。

「反対列車」
急いでいる時に限って列車は来ない。
やっとの思いで乗ってみるとそれはとんでもない列車で・・・。
古典落語「反対俥」を列車に置き換えただけの噺。

「泣いた赤い電車」
名作童話「泣いた赤鬼」を京浜急行の知られざるヒストリーに重ねた壮大な大河紙芝居。
NHKのラジオでも披露した。
ラジオで紙芝居。絵が見えないと面白さ90%減なのに。

「おばちゃん風景」
ローカル線のボックス席。元気なおばちゃん3人組と乗り合わせた男の悲喜劇。
こんなおばちゃん、いるよね。